Current Article:

タイル張り浴室のリフォーム方法は?ユニットバスに変えるコツ

タイル張り浴室のリフォーム方法は?ユニットバスに変えるコツ
Categories 水回り

タイル張り浴室のリフォーム方法は?ユニットバスに変えるコツ

タイル張りの浴室はかつて一般的な浴室スタイルでしたが、現代ではユニットバスにリフォームする人が増えています。タイル張りの浴室は独特のレトロな雰囲気があるものの、使い勝手やメンテナンスの観点から、ユニットバスへの改装が魅力的な選択肢です。今回は、タイル張り浴室をユニットバスにリフォームする具体的な方法や、そのメリットについて解説します。

タイル張りの浴室は、その構造上、冬場に冷たく感じやすく、滑りやすい床面が不安要素になりがちです。一方で、ユニットバスにリフォームすることで、断熱性が高まり、冬でも温かい浴室が手に入ります。ユニットバスの壁や床は断熱材が施されているため、熱を逃がしにくく、浴室全体の温度を保ちやすくなります。特に冬場にヒヤッとする感覚がなくなることで、入浴時間を快適に楽しめるようになります。

タイル張りの浴室は、特にタイルの目地に汚れが溜まりやすいのが難点です。目地には水アカやカビが付きやすく、こまめな掃除が必要です。ユニットバスにリフォームすることで、壁面や床面に継ぎ目がなくなり、汚れが付きにくくなります。汚れても拭き取りが簡単で、掃除の手間が大幅に軽減されます。また、防カビ仕様の素材が使われている場合が多いため、カビ対策がしやすいのもメリットです。

タイル張りの浴室では、経年劣化によってタイルがひび割れすることがあります。これにより、水がタイルの隙間から床下に浸入し、木部の腐食やシロアリ被害につながることがあります。ユニットバスへのリフォームでは、タイルのひび割れを心配する必要がなく、防水性の高い構造になっています。これにより、浴室の耐久性が向上し、長期間にわたって安全に使える浴室へと生まれ変わります。

また、リフォームの際には、ユニットバスのデザイン選びも楽しみの一つです。壁パネルや床材、浴槽の色や質感などを自由に選べるため、自分好みの浴室空間を作り出せます。たとえば、木目調のパネルを選べば、暖かみのあるリラックスできる空間になりますし、シックなモノトーンのカラーを選べば、スタイリッシュな浴室に変身します。加えて、手すりや浴室内の収納スペースも自由に設置できるため、より使いやすいレイアウトが可能です。

タイル張りの浴室は、冷たさや掃除の手間だけでなく、バリアフリー面でも不便さがあります。ユニットバスでは、段差を減らした設計が可能であり、車椅子や歩行補助具を使う高齢者や障がい者にも優しい空間を作ることができます。さらに、滑りにくい床材や、使い勝手の良いシャワーや手すりを導入することで、安全性が格段に高まります。

ユニットバスにリフォームする際の工事期間は、一般的に1週間ほどで完了します。既存のタイル張り浴室を解体し、配管の調整や防水工事を経て、新しいユニットバスが設置されます。費用面では、選ぶユニットバスのグレードや追加オプションによって変動しますが、リフォーム後の維持費は安くなり、長期的なコスト削減にもつながります。

タイル張りの浴室からユニットバスへのリフォームは、快適さと安全性を高め、家族全員が使いやすい浴室へと生まれ変わります。寒さや掃除の手間に悩む方、長期的なメンテナンスを見据えた浴室改装を検討している方にとって、このリフォームは理想的な選択肢です。日々のバスタイムをより楽しめる空間にするために、ぜひユニットバスへのリフォームを検討してみてください。

トイレ・浴室のバリアフリー改修例は?リフォームで安全な住まいを実現 Prev トイレ・浴室のバリアフリー改修例は?リフォームで安全な住まいを実現
押し入れリフォームでクローゼット化!収納力を変える方法は? Next 押し入れリフォームでクローゼット化!収納力を変える方法は?